
年表スライドはなぜ文字が多くなるのか
2026年9月17日 公開
集計対象:年表(3 件) /用語: 年表
年表は、載せようと思えばいくらでも載る。創業から数十年あれば、出来事は数十件ある。だから年表のスライドは、何を載せるかではなく何を落とすかの問題になる。
スライド図鑑には現在 3 枚の年表がある。
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年表/3 件
実際、文字量は最も多い
集めた年表の文字数は、中央値で 430 字だった。掲載スライド全体の中央値 206 字と比べると、倍以上である。このデータの範囲では、年表は最も文字の多い型だった。
これは避けにくい。年表は文字そのものが図解の要素になっていて、項目を減らすと図として成立しなくなるからである。問題は「減らせるか」ではなく、多いまま読ませられるかにある。
束ねてから並べる
読めている事例に共通していたのが、年表を出す前に大きな括りを先に見せることだった。
- 70 年の歴史を 3 つの段階に束ね、各段階に見出しと 1 段落の説明を置く
- その下に、年ごとの出来事を文字だけの年表として敷く
先に 3 という単位で覚えさせてから細部に降りるので、下段の年表は「確認するもの」に変わる。最初から年表だけを置くと、読み手はどこから読むかを自分で決めなければならない。
1 行の長さを揃える
もう 1 つの共通点は、各項目を「年 + 出来事」の 1〜2 行に統一していることである。体言止めで終える例が多かった。
行の長さが揃うと、横に流し読みしたときの視線の動きが一定になり、どこから読んでも負荷が変わらない。逆に、項目ごとに説明文の長さが違うと、長い項目だけが重要に見えてしまう。
列を 3〜4 列に割って縦の流れを短くしている例もあった。1 列に 30 行並べるより、4 列に分けたほうが 1 列あたりの高さが収まる。
現在位置を図の中で示す
年表は左から右、または上から下へ進む。終端が現在であることは文脈で分かるが、図形として示されているほうが速い。
事例で使われていた示し方は次のとおり。
- 直近の年だけマーカーを大きくする
- 軸の右端を矢じりにして、途切れさせない
- 背景に売上高の面グラフを敷き、年表と横軸を共有させる
3 つ目は、年表と業績を重ねることで「いつ伸びたか」を同じ画面で言えるようにする手である。作図の手間はかかるが、年表だけでは出せない情報が 1 枚に乗る。
年表スライドの事例
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沿革が中心だが、将来の予定を並べるロードマップにも使われていた。過去と未来のどちらを扱うかで、線種を変えて実績と予定を区別する必要が出てくる。
真似できるか
年表スライドの再現しやすさ
- すぐ真似できる 1 件
- 手間はかかるが可能 2 件
- 専門技術が必要 0 件
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図としては直線と円だけなので、作図の手間はほとんどない。時間がかかるのは出来事を束ねる作業のほうである。
束ねる基準を 1 つ決めておくと速い。たとえば「事業の形が変わった年で区切る」と決めれば、段階の切れ目が自動的に決まる。基準を決めずに束ねると、社内から「なぜここで切るのか」という指摘が入って戻ることになる。
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年表/3 件
この記事の数値は、スライド図鑑に掲載している資料を集計して算出しています。外部の統計は使っていません。 掲載件数が増えると数値も変わるため、本文では「このデータの範囲では」という限定を付けています。 下書きの生成に AI を使い、公開前に人が確認しています。
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