
業績ハイライトで濃く塗る棒は何本か
2026年9月17日 公開
集計対象:業績ハイライト(20 件) /用語: 業績ハイライト
決算説明資料でいちばん枚数が多いのが業績ハイライトである。スライド図鑑でも 20 枚と、掲載している 48 枚のうち最大の塊になっている。
数字を並べるだけなら表で足りる。それでもグラフを描くのは、どこを見ればいいかを先に指定するためである。集めた事例は、ほぼ例外なく色を段階に分けてそれをやっていた。
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業績ハイライト/20 件
濃い棒は 1 本か 2 本
このデータの範囲で、濃く塗られていた棒はほとんどが 1 本か 2 本だった。
- 1 本のとき — 「今どこにいるか」を言うためで、直近の期だけが基調色になる
- 2 本のとき — 「前年同期と比べてどうか」を言うためで、比較する 2 期だけが基調色になる
残りは薄いグレーに落とす。3 段目(比較対象をやや濃いグレーにする)を使う例もあり、そのときは「基調色 = 今期/濃いグレー = 比較対象/薄いグレー = それ以外」という役割分担になる。
重要なのは、残す色の数ではなく、退かせる棒を作ることである。全部の棒を同じ色で塗ったグラフは、掲載事例の中に 1 枚もなかった。
数値ラベルも同じ数に絞る
色で 1〜2 本を指定したら、数値ラベルも同じ本数に絞る。集めた事例の多くは、濃く塗った棒の上にだけ実数を置き、残りの棒には何も添えていなかった。
これをやると、縦軸の目盛りが要らなくなる。実際、軸線と横罫を完全に消している例が複数あった。数字が棒の真上にしかないので、視線が軸とグラフを往復しない。
業績ハイライトの文字数は中央値で 223 字、掲載スライド全体では 206 字だった。グラフのあるページは情報量が減るわけではない。減っているのはグラフの中に置かれた文字である。
使われている図解型
| グラフ・図解 | 枚数 | 割合 |
|---|---|---|
| 棒グラフ | 5 | 25% |
| ウォーターフォール | 4 | 20% |
| 積み上げ棒 | 3 | 15% |
| なし | 2 | 10% |
| 円グラフ | 2 | 10% |
| 複合グラフ | 2 | 10% |
| 折れ線 | 1 | 5% |
| 表 | 1 | 5% |
棒グラフが最も多く、次いでウォーターフォール。どちらも「本数を数えられる」図解型である。折れ線や円グラフは、本数ではなく形や面積で読ませるので、1 本だけ濃くする手が効きにくい。
色の内訳
青系が多いのは、グレーと並べたときに彩度の差が付きやすいためだと考えられる。ただしこれはこのデータの範囲での傾向で、掲載企業の業種構成にも影響される。
業績ハイライトの事例
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業績ハイライトの再現しやすさ
- すぐ真似できる 15 件
- 手間はかかるが可能 4 件
- 専門技術が必要 1 件
対象 20 件。ギャラリーで見る →
「すぐ真似できる」の比率が高い。既定のグラフから色を 2 段に減らし、軸を消して、ラベルを 1〜2 本に絞る。どれも操作としては数手で終わる。
逆に言えば、この型で差が付くのは作図の技量ではなく、どの 1 本を主役にするかを決めているかどうかである。決めていないグラフは、手数をかけても読み手に何も指定できない。
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業績ハイライト/20 件
この記事の数値は、スライド図鑑に掲載している資料を集計して算出しています。外部の統計は使っていません。 掲載件数が増えると数値も変わるため、本文では「このデータの範囲では」という限定を付けています。 下書きの生成に AI を使い、公開前に人が確認しています。
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