何を伝えるための資料か
LayerX の社員が Go Conference で話した資料です。全11ページで、うち4ページが章扉です。中身のあるページは6枚しかありません。
技術の話ではなく、カンファレンスの楽しみ方という話題です。短い持ち時間の枠で話すために、内容を削り切った作りになっています。
登壇資料の表紙
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# 参考にするスライド 株式会社LayerX「自分的カンファレンスの楽しみ方」1ページ目「登壇資料の表紙」 https://slidezukan.com/docs/layerx-goconf2026/#p1 # 分類 資料の種類:登壇資料 スライドの内容:表紙 図版の型:なし 配色:モノトーン # 読み取った作り - 左揃えで3行置く:ロゴ・題・登壇者と日付の3行を左揃えで置き、画面の中ほどに寄せています。中央揃えにしていません。 - 副題に文脈を入れる:3行目へ登壇者名・日付・イベント名・副題をまとめて1行で書いています。あとから見た人が場を特定できます。 # 資料全体の決まり - 使用する色は3色まで - 章の切れ目に中扉を置く - 表紙の配色は以降へ引き継がない - 表紙の次はその他 # 依頼 上の作りをそのまま使って、次の内容でスライドを1枚作ってください。 内容:(ここに自分が載せたい内容を書く) 変えたいところ:(あれば書く。無ければ「なし」)
ロゴ・題・登壇者と日付の3行を左揃えで置き、画面の中ほどに寄せています。中央揃えにしていません。3行目へは登壇者名・日付・イベント名・副題をまとめて1行で書き、あとから見た人が場を特定できるようにしています。
登壇資料の表紙には、イベント名と日付を入れてください。公開されたあとに検索から来た人は、いつどこで話されたものかが分かりません。題だけでは判断できません。
全体の作り
11ページのうち4ページが章扉です。白地と青紫の面という2種類しかありません。
章扉と締めを同じ型にする
章扉は全面を青紫で塗り、章名を白抜きで中央に1行だけ置きます。ロゴもページ番号もありません。最後の1枚も同じ型で、呼びかけを1行置いています。型が2種類しかないので、作る手間がほとんどかかりません。11ページの資料に凝った区切りは要らないという判断です。
箇条書きを3階層で組む
本編は黒丸・白丸・四角の3階層です。図もグラフも1つもなく、実物の画面が1枚入るだけです。階層の深さは内容の量に合わせます。項目が少ないページでは3階層目を1か所しか使いません。
強調に下線を使う
要点には下線を引きます。太字ではなく下線です。下線の位置がそのまま、話しながら指す場所になります。引く場所は、勧める行動ではなく理由にあたる部分です。行動だけ強調すると命令に読まれますが、理由を強調すると判断材料になります。
上端に資料名を出し続ける
本編のページは左上にロゴ、その右へ縦線をはさんで資料名が小さく入ります。ページ番号は右下です。11ページしかない資料でも、1枚だけ切り出されて共有されることがあります。上端の資料名があれば、出どころが分かります。
短い枠で話すための削り方
章扉の型
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# 参考にするスライド 株式会社LayerX「自分的カンファレンスの楽しみ方」2ページ目「章扉の型」 https://slidezukan.com/docs/layerx-goconf2026/#p2 # 分類 資料の種類:登壇資料 スライドの内容:中扉 図版の型:なし 配色:青 # 読み取った作り - 面を青紫で塗る:本編が白地なので、章扉だけ全面を青紫で塗っています。ロゴもページ番号も置いていません。 - 章名を中央に1行:章名を白抜きで中央に1行だけ置いています。文字の大きさは本編の見出しと同じくらいです。 # 資料全体の決まり - 使用する色は3色まで - 章の切れ目に中扉を置く - 表紙の配色は以降へ引き継がない - 表紙の次はその他 # 依頼 上の作りをそのまま使って、次の内容でスライドを1枚作ってください。 内容:(ここに自分が載せたい内容を書く) 変えたいところ:(あれば書く。無ければ「なし」)
本編が白地なので、章扉だけ全面を青紫で塗っています。ロゴもページ番号も置いていません。章名は白抜きで中央に1行だけで、文字の大きさは本編の見出しと同じくらいです。
章扉の文字を大きくしすぎないでください。本編の見出しと同じくらいにすると、資料の中の別の役だと分かります。大きくすると、その章が特別に重要だと読まれます。
準備の項目
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# 参考にするスライド 株式会社LayerX「自分的カンファレンスの楽しみ方」3ページ目「準備の項目」 https://slidezukan.com/docs/layerx-goconf2026/#p3 # 分類 資料の種類:登壇資料 スライドの内容:まとめ 図版の型:なし 配色:モノトーン # 読み取った作り - 箇条書きを3階層に:黒丸・白丸・四角の3階層で並べています。図を使わず、記号と字下げだけで階層を示しています。 - 要点に下線を引く:各項目の中の1か所に下線を引いています。太字ではなく下線なので、話しながら指す場所が決まります。 # 資料全体の決まり - 使用する色は3色まで - 章の切れ目に中扉を置く - 表紙の配色は以降へ引き継がない - 表紙の次はその他 # 依頼 上の作りをそのまま使って、次の内容でスライドを1枚作ってください。 内容:(ここに自分が載せたい内容を書く) 変えたいところ:(あれば書く。無ければ「なし」)
黒丸・白丸・四角の3階層で並べています。図を使わず、記号と字下げだけで階層を示した形です。各項目の中の1か所には下線を引いています。太字ではなく下線なので、話しながら指す場所が決まります。
箇条書きだけのページを作ってかまいません。図を入れると、図を説明する時間が要ります。短い枠では、階層を整えた箇条書きのほうが速く伝わります。
実物の画面を添える
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# 参考にするスライド 株式会社LayerX「自分的カンファレンスの楽しみ方」4ページ目「実物の画面を添える」 https://slidezukan.com/docs/layerx-goconf2026/#p4 # 分類 資料の種類:登壇資料 スライドの内容:まとめ 図版の型:画面キャプチャ 配色:モノトーン # 読み取った作り - 本文の下に画面を:箇条書きの下へ、紹介したツールの画面を2枚横に並べています。文字で説明せず、実物を見せています。 - リンクを本文に置く:箇条書きの中に URL を直接書いています。画面の下ではなく文の中に置くので、読む流れが切れません。 # 資料全体の決まり - 使用する色は3色まで - 章の切れ目に中扉を置く - 表紙の配色は以降へ引き継がない - 表紙の次はその他 # 依頼 上の作りをそのまま使って、次の内容でスライドを1枚作ってください。 内容:(ここに自分が載せたい内容を書く) 変えたいところ:(あれば書く。無ければ「なし」)
箇条書きの下へ、紹介したツールの画面を2枚横に並べています。文字で説明せず、実物を見せた形です。箇条書きの中には URL を直接書いています。画面の下ではなく文の中に置くので、読む流れが切れません。
ツールを紹介するなら、画面を1枚貼ってください。機能を文章で書くより早く伝わります。URL は本文の中に埋め込み、別の行を作らないようにします。
当日の過ごし方
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# 参考にするスライド 株式会社LayerX「自分的カンファレンスの楽しみ方」6ページ目「当日の過ごし方」 https://slidezukan.com/docs/layerx-goconf2026/#p6 # 分類 資料の種類:登壇資料 スライドの内容:まとめ 図版の型:なし 配色:モノトーン # 読み取った作り - 2項目で1ページ:大項目を2つに絞り、それぞれ下の階層を3行か4行置いています。1ページに詰め込みすぎていません。 - ただし書きを添える:勧めたあとに、無理はしなくていいと書き添えています。助言を断定せず、選べる形にしています。 # 資料全体の決まり - 使用する色は3色まで - 章の切れ目に中扉を置く - 表紙の配色は以降へ引き継がない - 表紙の次はその他 # 依頼 上の作りをそのまま使って、次の内容でスライドを1枚作ってください。 内容:(ここに自分が載せたい内容を書く) 変えたいところ:(あれば書く。無ければ「なし」)
大項目を2つに絞り、それぞれ下の階層を3行か4行置いています。1ページに詰め込みすぎていません。勧めたあとには、無理はしなくていいと書き添えています。助言を断定せず、選べる形にしています。
1ページの大項目は2つまでにしてください。3つ以上並べると、話しながら全部に触れる時間がなくなります。
場の使い方
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# 参考にするスライド 株式会社LayerX「自分的カンファレンスの楽しみ方」8ページ目「場の使い方」 https://slidezukan.com/docs/layerx-goconf2026/#p8 # 分類 資料の種類:登壇資料 スライドの内容:まとめ 図版の型:なし 配色:モノトーン # 読み取った作り - 理由を下線で示す:勧める行動ではなく、理由にあたる部分へ下線を引いています。下線の位置で、何が根拠かが分かります。 - 行動を体言で立てる:大項目を「スポンサーブースも回る」「知り合いを増やす」と動詞で止めています。何をするかが見出しで決まります。 # 資料全体の決まり - 使用する色は3色まで - 章の切れ目に中扉を置く - 表紙の配色は以降へ引き継がない - 表紙の次はその他 # 依頼 上の作りをそのまま使って、次の内容でスライドを1枚作ってください。 内容:(ここに自分が載せたい内容を書く) 変えたいところ:(あれば書く。無ければ「なし」)
勧める行動ではなく、理由にあたる部分へ下線を引いています。下線の位置で、何が根拠かが分かります。大項目は「スポンサーブースも回る」「知り合いを増やす」と動詞で止め、何をするかが見出しで決まるようにしています。
強調する場所は、行動ではなく理由にしてください。行動を強調すると指示に読まれます。理由を強調すると、読み手が自分の状況に当てはめて判断できます。
資料の使い方
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# 参考にするスライド 株式会社LayerX「自分的カンファレンスの楽しみ方」10ページ目「資料の使い方」 https://slidezukan.com/docs/layerx-goconf2026/#p10 # 分類 資料の種類:登壇資料 スライドの内容:まとめ 図版の型:なし 配色:モノトーン # 読み取った作り - 3階層を1つだけ使う:項目が少ないので、3階層目は1か所しか使っていません。階層の深さを内容の量に合わせています。 - 選択肢を両方示す:理解度に合わせる方法と、あえて高いものを選ぶ方法の両方を書いています。片方に決めていません。 # 資料全体の決まり - 使用する色は3色まで - 章の切れ目に中扉を置く - 表紙の配色は以降へ引き継がない - 表紙の次はその他 # 依頼 上の作りをそのまま使って、次の内容でスライドを1枚作ってください。 内容:(ここに自分が載せたい内容を書く) 変えたいところ:(あれば書く。無ければ「なし」)
項目が少ないので、3階層目は1か所しか使っていません。階層の深さを内容の量に合わせた形です。理解度に合わせる方法と、あえて高いものを選ぶ方法の両方を書き、片方に決めていません。
階層の深さをページごとに揃える必要はありません。書くことが少ないページで無理に3階層にすると、水増しに見えます。
締めの1行
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# 参考にするスライド 株式会社LayerX「自分的カンファレンスの楽しみ方」11ページ目「締めの1行」 https://slidezukan.com/docs/layerx-goconf2026/#p11 # 分類 資料の種類:登壇資料 スライドの内容:まとめ 図版の型:なし 配色:青 # 読み取った作り - 章扉と同じ型で閉じる:最後の1枚は章扉とまったく同じ型です。青紫の面に白抜きで1行だけ置いています。 - 呼びかけで終える:礼ではなく、開催中のイベントへの呼びかけで終えています。連絡先も告知も置いていません。 # 資料全体の決まり - 使用する色は3色まで - 章の切れ目に中扉を置く - 表紙の配色は以降へ引き継がない - 表紙の次はその他 # 依頼 上の作りをそのまま使って、次の内容でスライドを1枚作ってください。 内容:(ここに自分が載せたい内容を書く) 変えたいところ:(あれば書く。無ければ「なし」)
最後の1枚は章扉とまったく同じ型です。青紫の面に白抜きで1行だけ置いています。礼ではなく、開催中のイベントへの呼びかけで終えています。連絡先も告知も置いていません。
締めのページを章扉と同じ型にする手があります。新しい型を作る必要がなく、資料の終わりだと形で分かります。
自分で作るなら
11ページを支えているのは、型を2種類に絞ることと、強調に下線を使うことです。
順番としては、まず話す時間から逆算してページ数を決めてください。短い枠なら10ページ前後です。章扉を4枚入れると、中身は6枚しか作れません。
次に型を2つだけ作ります。白地の本編と、色を塗った章扉。本編の型は、上端の帯・見出し・箇条書きの3段で足ります。
図は無理に入れないでください。実物の画面が1枚あれば、文章の説明より速く伝わります。
残りは箇条書きの階層で組めます。