登壇資料のデザイン参考10選
2026年9月25日 公開
集計対象:登壇資料(123件)
登壇資料には、話しながら見せる場面と、あとから公開されたものを1人で読む場面の2つがあります。後者を想定して作られた資料は、話を聞かなくても筋が通ります。
スライド図鑑には登壇資料が 10本、123枚あります。1本につき1つずつ、真似できる作りを抜き出しました。
登壇資料/123件
色と帯で型を作る
ページの決まった位置に帯を置くと、図表を飛ばしても話が追えます。帯の位置と色の役割を先に決めた資料は、ページ数が増えても崩れません。
上に前提、下に結論の帯を敷く
5段の工程を円環で左に描き、右へ起きていることを箇条書きで4行置いています。図と文を左右で分けた形です。画面の下端には矢印付きの1行を置き、黄色の下地を敷いています。
ページの結論を必ず同じ位置に置いています。見出しの下に黒い帯で前提を1行、いちばん下に黄色い帯で結論を1行。29ページすべてが同じ型なので、2行だけ読んでも筋が通ります。
言い切るページだけ見出しの帯を外す
本編で使っている水色の見出し帯を置かず、画面の中央へ大きな2行だけを置いています。言い切るページだけ型を外した形です。2行の下へは水色の小さな1行で、全員に勧めるわけではないと書いています。
主張のすぐ下に限定を置いています。型を外すこと自体が、ここが本題だという合図になります。帯のあるページと交互に出すと、どこが主張かが形で分かります。
数字をカードに置いてグラフを省く
角丸の暗いカードを3つ横に並べ、紫の大きな数字と白の小さな単位を入れています。グラフを使っていません。数字の下へは、利用者と活用方法の2つの枠を置いています。
数の大きさだけでなく、誰がどう使うかを同じページに入れた形です。数字を3つ見せるだけなら、グラフは要りません。カードに大きく置くほうが速く読めます。
説明を絵と図に寄せる
技術の説明ほど、文章より絵のほうが速く伝わります。目盛りのない絵で量を示す手が、複数の資料に出てきます。
場面を線画で描いて説明を省く
4人が額にカードを当てて向かい合う場面を、鉛筆画風の線画で大きく置いています。ルールの説明を文章で書いていません。各自のカードには3・5・8の数字を書き込んでいます。
手元が見えず他人の数字だけが見える状況を、絵の中だけで示した形です。誰に何が見えているかは、文章より絵のほうが速く伝わります。
目盛りを付けずに形で量を見せる
上から入るものを漏斗の絵で絞り、下から細く出る形を描いています。数値ではなく量の変化を絵で示した形です。右へは記号と見出しと説明を2組並べています。
図の中に書かず、読み取ってほしい2点を外に出しています。量が減る話を見せるなら、漏斗の絵で足ります。
目盛りを付けると、実測値だと読まれます。
良い面と悪い面を同じ形で並べる
価値がある点と、運用が辛くなる点を、同じ太字の見出しで2つ並べています。良い面だけを書いていません。
図の左へは吹き出しを2つ置き、使う側と運用する側の言葉を入れています。
図の説明を、立場ごとの発言に置き換えた形です。片方を大きくすると、公平に見ていないと読まれます。
同じ形で並べてください。
分類と強調を1か所に決める
色を分類に割り当てるか、強調に使うかを決めておくと、ページごとに迷いません。両方に使うと意味が読めなくなります。
2つの分類に色を割り当てて持ち越す
左を青、右をピンクの札にして、2種類の手戻りを分けています。枠の背景も同じ色を薄くして敷いています。
どちらも大項目5つ前後、下に2行ずつという形です。
並びが揃うので、量の差ではなく中身の差を読めます。以降のページでも同じ色を使うので、色を見れば前の分類を思い出せます。
分類を2つに割るなら、色を決めてください。
行動ではなく理由に下線を引く
勧める行動ではなく、理由にあたる部分へ下線を引いています。下線の位置で、何が根拠かが分かります。
大項目は動詞で止め、何をするかが見出しで決まるようにしています。
行動を強調すると指示に読まれます。理由を強調すると、読み手が自分の状況に当てはめて判断できます。
太字ではなく下線にすると、話しながら指す場所が決まります。
型を減らして書かないことを決める
ページ数の多い資料ほど、型の数を減らしています。何を書かないかを決めるほうが、何を書くかを決めるより効きます。
引用のページを1つの型で通す
写真の上へ、書名のローマ字を細いセリフ体の大きな文字で敷いています。日本語の書名を大きく出していません。
画面の下半分にはクリーム色の面を敷き、引用文を3行と、著者名と書名を1行置いています。
85ページの資料が、この型を含む4つの型だけでできています。型が決まっていれば、何冊紹介しても作る手間が増えません。
引用のたびに出典を1行足してください。
うまくいかなかった量を数字で書く
段階的に難しくする方針を、赤い階段の絵とキャラクターで描いています。文章の箇条書きと絵を上下に並べた形です。
半日回して5ステップまでしか解けず、最長は367ステップだったと数字で書いています。
数で限界を示しています。うまくいかなかっただけだと、どのくらい足りなかったかが伝わりません。
2つの数を並べれば、桁の差が読めます。
真似するなら
登壇資料で最初に決めるのは、ページの型です。見出しの位置、前提を書く場所、結論を書く場所。
位置を固定すれば、あとは中身を差し替えるだけになります。
次に色の役割を決めます。分類に割り当てるか、強調に使うか。両方に使うと、色の意味が読めなくなります。強調は1ページに1か所までにしてください。
説明は絵に寄せてください。量を見せたいだけなら目盛りは要りません。
場面を描けるなら、文章の説明を省けます。
うまくいかなかったことを削らないでください。数字で書けば、限界そのものが結果になります。
成果だけの資料より、聞き手が持ち帰れるものが増えます。
登壇資料/123件
この型で作る
読んだ内容をそのまま自分の資料へ移すなら、現物を開いて全体の作りから確かめてください。 各資料の記事には、生成 AI へ渡せる形の書き出しも付けています。
この記事の数値は、スライド図鑑に掲載している資料を集計して算出しています。 掲載件数が増えると数値も変わるため、本文では「このデータの範囲では」という限定を付けています。 外部の統計は使っていません。 下書きの生成に AI を使い、公開前に人が確認しています。
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