決算説明資料のデザイン参考8選
2026年9月25日 公開
集計対象:決算説明資料(39件)
決算説明資料は、同じ会社が3か月ごとに作り直します。毎回ゼロから考えていては間に合わないので、型がいちばんはっきり出る種類の資料になります。
スライド図鑑には決算説明資料が 8本、39枚あります。1本につき1つずつ、真似できる作りを抜き出しました。
決算説明資料/39件
数字の置き方を決める
決算説明資料のほとんどのページに数字が入ります。罫線をどこまで引くか、色をどこに使うかが、読む速度を決めます。
縦罫を引かず列を面で指定する
タイトルを中央に置き、下に画面幅いっぱいの横罫を1本引いただけです。背景の帯を敷かないので、本文領域が縦に広く取れます。縦罫は1本も引かず、当期の列だけに薄い黄色の帯を縦に通しています。
3列のうちどこを読むかが、線ではなく面で指定されます。金額は右揃えにし、単位を数字の後ろに一段小さく置いています。桁数の違う数字が縦に並んでも、桁の位置が揃って見えます。
数値のカードを格子に並べる
3つのサービスを列、2つの指標を行にして、6枚のカードを格子に並べています。どのカードも同じ形なので、読み方を1回覚えれば足ります。各カードの左上には薄い面のラベルを貼り、数字は枠の中央に置いています。
ラベルが数字の場所を奪いません。実数を紺、前期比のみオレンジにして、減少の1件だけ黒に落としています。色を増やさずに、増加と減少を区別した形です。
合計の棒だけ下端を波線で切る
始点と終点の2本をグレー、途中の増減を青にし、合計の棒だけ下端を波線で切っています。値の大きい合計を画面に収めつつ、途中の増減の幅は保たれます。増加も減少も同じ青で塗り、符号はラベルのマイナスだけで示しています。
色数を増やさず、棒の上下位置で向きが分かる作りです。売上高と税引前利益を同じ形で左右に並べ、要因名も同じ順序に揃えています。
結論を同じ位置に出す
数字だけを置くと、読み手が何を読み取ればよいか分かりません。結論を毎ページ同じ位置に置くと、グラフを飛ばしても話が追えます。
結論を薄いグレーの帯に置く
ヘッダーの下に薄いグレーの帯を敷き、結論を1行置いています。本文領域とは色で分かれるので、罫線が要りません。
上に利益率の折れ線、下に売上高の積み上げ棒を、同じ横軸に沿って重ねています。
縦に目を落とせば、同じ四半期の話が読めます。前年同期と当期の2本だけを点線の枠で囲い、間に前年同期比を渡しています。
5本並んでいても、どの2本の話かが図形で指定されます。
ヘッダーを2段にして現在地を出す
上段に章番号と章名、下段に丸数字とページ題という2段のヘッダーです。長い資料のどこを読んでいるかが、めくらずに分かります。
ヘッダーの下には、結論をチェック記号付きで3行置いています。
箇条書きの記号を確認済みの印に替えることで、既に決まった話だと伝わります。本文領域は左に方針の枠、右に推移のグラフと割っています。
左が目指す水準、右が実績という役割分担です。
図で方向と時間を示す
中期計画のページには、数字ではなく方向を示す図が入ります。軸の置き方と、主と従の分け方に差が出ます。
時間の軸を中央に1本通す
中央に横長の帯を1本通し、上に新工場、下に生産終了を振り分けています。同じ時間軸の上下で、増える側と減る側が向かい合います。
年度ごとの影響は、軸の下に3つの薄い面として並べています。
時期の区切りが上の軸と揃うので、いつ何が効くかが縦に読めます。本文領域は2つに分け、それぞれ同じ色の帯を見出しとして置いています。
帯の色が同じなので、扱いが対等だと分かります。
補足を淡い色の箱にまとめる
中央に資金の流れ、左右に説明の箱を置いた3列構成です。左が流入、右が流出と、位置で向きを示しています。
流入と流出の柱の間には円を重ね、循環の矢印を添えています。
左右の直線的な流れの中で、中核だけが循環していると分かります。左右の説明は淡いクリーム色の箱にまとめ、中央の濃い色の柱と明度で分けています。
どちらが主で、どちらが注釈かが色の濃さで決まります。
軸のラベルを軸線に沿わせる
本文領域を左に2軸の図、右に施策の箇条書きと割っています。左が方向、右が具体と、役割で列を分けた形です。
縦軸と横軸のラベルは軸線に沿って置き、図の外に凡例を作っていません。
2軸の意味が、図を見た位置でそのまま読めます。右列の施策はチェック記号付きの薄い面にまとめ、見出しより一段小さい文字にしています。
見出しと詳細という2段階が、面の有無で分かれます。
真似するなら
決算説明資料で最初に決めるのは、ヘッダーの型です。章名とページ題を2段で出し、その下に結論を1行置く。
位置を固定すれば、四半期ごとに中身を差し替えるだけになります。
次に数字の置き方を決めます。縦罫は引かず、読ませたい列に薄い面を敷いてください。
単位は数字の後ろに一段小さく置くと、桁の位置が揃って見えます。
色は事業や増減に割り当て、ページごとに変えないでください。増加と減少を色で分けるより、棒の上下位置とラベルの符号で示すほうが色数が減ります。
図のページでは、主と従を明度で分けてください。中央の主役を濃く、左右の補足を淡く。
枠線を増やすより読みやすくなります。
決算説明資料/39件
この型で作る
読んだ内容をそのまま自分の資料へ移すなら、現物を開いて全体の作りから確かめてください。 各資料の記事には、生成 AI へ渡せる形の書き出しも付けています。
この記事の数値は、スライド図鑑に掲載している資料を集計して算出しています。 掲載件数が増えると数値も変わるため、本文では「このデータの範囲では」という限定を付けています。 外部の統計は使っていません。 下書きの生成に AI を使い、公開前に人が確認しています。
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